嬉しくない「本物」


何のことかって、この土日朝から晩までつぶれたアレです。


私は学生時代6年間、某予備校でバイトをしていて
模試の試験監督もよくやっていた。
1日つぶれるけど弁当付きでその日に1万円弱もらえたので
結構おいしいバイトだった。
経験回数の多いバイトに多くの仕事が任されて、
徒弟制で仕事を覚えていったものだった。
メンバーも学生仲間だったから結構楽しかったのもあって
私は少なくとも30回くらいはやったんじゃないかと思う。
それくらいやると大体
会場設定から試験実施、解答用紙のチェックや本部に送る手配、後片付け、
という一連の仕事ができちゃうようになる。
そんな私が、今回、ついに本物をやるわけで
本物だぜ、
あの経験が生かされるときがきた、と
ちょっと嬉しかったりもした(笑)。


でもやってみたらそんな嬉しいものではなかった(当たり前か)。
何せ本番だけに何かミスがあったら受験生に申し訳ないし
即報道されるのも怖い。
不測の事態が起きたらどうしよう、と結構緊張した。
前日はなんだかんだマニュアルを熟読、夜は試験場面の夢まで見て
朝も集合時間よりかなり早く出勤してしまった。小心な私…。
こんなにストレスフルなのに、バイトの時とは当然違って弁当も手当てもつかないし、ぐったり疲れるだけ。
まあバイトの時とは違って、細かい事務仕事はやってもらえて、
仕事は試験実施だけなのでそう大変ではないんだけど。
うちは特に大きな問題なく終わったようで、それだけでも良しとするか…。
一番疲れるのは受験生だしね。


個人的に良かったことというと、
自分の受験の時やバイトの時のことを思い出して懐かしい気持ちになったのと
監督はペアでやるので、他の専攻の先生方と知り合えたことかな。
名前と顔の一致しない先生がまだいっぱいいるので。
あ、あと初日、入構のときに学生と間違えられて止められたこと(笑)。


ともかく、同業者の方々、お疲れさまでした。