集団精神療法

ある講座の講師を務めてきた。
人前で何かを話したり、ワークをやったり、ということに
少しは慣れてきたけれど
まだ事前に自分ひとりでリハーサルしてみたりしないと不安になるし
なんといってもアドリブに弱さがある。
知識を一方的に教え込むのではなく、聴衆から引き出し共有するタイプの
講座には致命的・・・(汗)。なんとか無事に済んだけど。


かつて日心臨でポスターをやったときだったか
精神科デイケアのスタッフをしている人が聞きに来たことがある。
小学校のフィールド研究になぜ??と思ったら
集団精神療法でも、
とっさの対応で一人ひとりの発話や行為をいかに生かすかが大事だと
コメントしてくれた。
私が今日やったのは集団精神療法そのものではなかったけれど
それに近いものがあったように思う。
かつてのそのコメントに、なるほど、と改めて深く実感。
一人一人を見ながら同時に全体を見て、一つの場を構成する、
それは、一対一の面接とはまた違ったチカラが必要だ。
ビデオに撮ってもらったので、自分で起こして分析しようかしら、と
思ってしまう。我ながら恐るべしビデオ分析マニア。


それはともかく、今年度は臨床ではいろいろ新しいことに挑戦できて
少しずつ自分の守備範囲が拡がっているのを感じる。
ありがたいことである。