心理職としての責任

先日の臨床の勉強会では
臨床の師が、提示されたアナムネについて、
「あなたはこの人をどういう病理の人だと思いますか?」と
次々と指名して尋ね、みんな、ためらいがちに自分の意見を述べていた。
私は、当てられたらどうしよう…と冷や汗をかきながら
脳をフル稼働させて心の中で意見をまとめた(結局指名されなかった)。
最後の所見の結論についても同様のことが行われた。


普段、どれだけ明確に的確に心理職としての見立てを報告しているだろうか。
もちろん、検査や面接をしたらDrに自分なりの意見を伝えているけれども
「見立て」になりきっていなかったように思う。
「こんな特徴が見られた」止まりで、
結局何なのか、どうしたらいいのか、という部分は、
多少書いてはあっても内容が甘かったな、と。


これでは心理職としての責任が果たせておらず、
Drに甘えたり、責任転嫁したりしていたことになると思う。


Drに失敗を慰められ、励まされつつ
もっとしっかりやらねばなーと思う一日。


学校臨床でも同様だと思う。
心理職として学校に入るからには、その責任を果たさなくていけないだろう。
事業が修了する今、ますます成果が問われるだろうし(というか、実際問われているし)。