学んだこと

2日間の怒涛の勉強会を終えて,昨夜,無事に帰り着いた。
「新幹線で駅弁食べながらビールとか飲んじゃおうかな」と言うと
「みっともないからやめなさい」と諭されたのだけれど
ついつい缶チューハイを片手に新幹線に乗り込んでしまった。
発表を終えて,なんともいえない興奮に喉が渇いて。
ちょうど周りに人もいなかったのでいいかな,
旅の恥はかき捨てよね,と。
新横浜に着くまでに,パクパクゴクゴクといただく。
もはやオヤジである。。。
新横浜でどーっと周りに人が乗ってきて
見られなくて良かったと,ほーっ。


新幹線の中でも家に帰ってベッドに入ってからも
身体は疲れているのだけれど
神経が昂ぶっているのか全然眠くならず冴えてしまう。
ようやく寝付いたと思ったら
夢のなかで言われたコメントが頭を巡っている感じで
よく眠れなかった。朝もぼんやり。
やっぱり自分の実践を見てもらうっていうのは
身体的にも精神的にも労力がいるものなのだろう。


発表では,自分の持つ知識や
相手の言動についての理解を厳しく問われた。
「相手に沿って話を聴く」
「具体的にfactを押さえる」
「相手の置かれている社会生活をしっかり理解する」
こうしたことはこれまで何度もいわれてきて
分かっていたつもりだったけれども
実践を振り返ると,先走る気持ちがあったりして
難しくなっていたことを認識した。


また,どうやって面接を始めるかということが
本当に大きな意味を持つことを認識した。
懸命にこちらが仕切ろうとするのでなく,
ゆったりといろんな側面に目を配りながら
流れを作っていく必要性を感じた。


それから「臨床心理の教育にあたっては,
学生の背後に患者さんがいることを思うべきであり,
臨床とは何かを常に問い続けていくことが必要だ」という
先生の言葉も印象的だった。
私はいちおう大学での研究・教育職を目指していて
早く博士号を取得したい・就職したいという焦りもあったりする。
でも,なによりまず自分が臨床の力をしっかりと身につけるのが先だよなと
焦りを払拭された。
当然ながら,今のレベルで軽々しくできるものではないな,と。


その他いろいろ学ぶことがあったけれど
あまり具体的に書くのは憚られるので,これくらいで。
関係者のみなさま,本当にありがとうございました。