卒業式の思ひ出

先日ある卒業式に出てきた。
なんだか自分の母校の卒業式を思い出してしまった。
「礼法」の授業が週に1コマあるような学校で
儀式のときにはいつもお辞儀の仕方から丁寧に教えられた。
角度や秒数が決められ,全員きっちり揃ったものだった。
そして儀式の最中は微動だにしてはいけないといわれ
たとえ髪の毛が顔に降りかかっても動くなといわれた。
全員紺の制服を着て静かに座っているなかで白い手が揺れると目立つからと。
当時は,何もそこまで徹底しなくても…とウンザリしたものだけれども
今思うと,そうした指導のおかげで非常に厳かな
儀式らしい式になっていて,あれはあれで良かったなぁと思う。
おっと,そんな郷愁に浸っていないで荷造り荷造り。