改造船で嵐を1つ越える

大学院の集中授業の担当クールが1つ終わった(8月にまだある)。
来年度設置予定の新専攻の準備を進めつつ
今ある専攻を回していく,という同時並行は思った以上に大変。
他の先生と「航海しながら船内の改築と増築をしているようなもの」と
笑っていたのだけれど
院生もスタッフも新メンバーがたくさん入って
重さで沈みそうになっていた気がする(苦笑)。
この数ヶ月よく分からないまま運営に参加してきて
ようやく各専攻の内実やスタッフが暗黙に担っていた役割分担が分かってきたこの頃。
気がついたら,私は院生やスタッフへの連絡係・出欠把握等々
事務局の仕事を請け負っている。
院生時代の経験が生きるところなのだけれど
院生もスタッフも人数が多い上に急な予定変更もあれこれあって
半ばパニックだった。
それもようやく落ち着いた。
他の先生は別な役割を負っていて
こうやってそれぞれ得意分野を自然に生かしていくことで
なんとか船は沈まずに嵐を1つ越えられた感じ。


私も自分が院生のときは某指定校の1期生だったので
入学当時はカリキュラムや指導体制が整っていないことに不満を漏らしたものだが
先生方は大変だったんだろうなぁと今さらながらに思う。
私たちの方は少しでもカリキュラムが整うよう,
今年度中に詰めていけたらいいな
カリキュラムを考えていくことも研究の一つになるしなと
落ち着いた今は思える。


といいつつ次の集中授業までには少し時間があるので
自分の研究会の発表などの準備に追われる…。
熱海の会は他の発表者との兼ね合いで発表しないことになったものの
山形での発表が入った…。山形,遠い。
まあ事務仕事しているよりは遥かに良い。
がんばろうっと。