保育園へ

お友達の研究者が職場の県に調査にやってきたので
久々に会うことができた。
とある保育園を訪問、ということで
私も勉強のために便乗して見学に行かせていただくことにした。


訪問先は、市内とはいえ海岸付近。
市の中心部からは少し遠いので、
前日の夕方に、保育園の近くの宿に友達と一緒に泊まることにした。
しかしなにしろ10年来のペーパードライバーを卒業して半年の私、
決まった通勤路しか運転したことがないので
ドキドキしながらドライバーを務めた。
このために購入した道路地図と、ネットの地図とで予習して
道順を十分シミュレートしたおかげで
なんとか無事にたどり着いた。


久々に会ったお友達とは、
女性研究者のライフサイクルや今後の研究の方向性、
最近のほかの仲間の様子など、熱く語り合う(笑)。
就職してからはなんだかんだで東京の研究会に行けず
同世代の研究者仲間とおしゃべりすることが少なかったので
私にとっては貴重な時間だった。


翌朝は、さっそく保育園訪問。
以前、附属幼稚園の公開研で
とある保育園の先生が
「『学び』というのはあまりぴんとこない。
 『育ち』ならわかるけど・・・」というようなことを
おっしゃっていたのだが、その意味がわかった気がする。
観察していて、保育者のかかわりや環境構成に
新鮮さも違和感も感じ、文化の違いみたいなものを感じた。
まあ、そういう感覚をもてるようになったのは
この半年、幼稚園観察をした成果かしら、と自己評価しつつ。
幼保が互いの良いところを取り入れられたらよいのになぁ
この県ではそれにはいろいろな課題があるなぁ、と
考えをめぐらす機会になった。