虫無視せずに

今週は本当に本当に本当に忙しい。
という話はさておき
事件が起きた。


先日夜遅くまで大学に残っていたら
耳元で虫の羽音が!


この前から研究室の窓付近に蛾がいて
大人しくしていたので放っておいたのだが
夜行性なのか何なのか,急に元気になって
蛾とは思えない
蜂みたいにブンブン音を立てて
勢いよく研究室内を飛び回り始めたのだ。
光に引き付けられるらしく
パソコン画面とか
持っていた黄色いハンカチとかに
くっつきもした。


虫がどうしても苦手な私。
思わず研究室の外に飛び出すと
タイミングの良いことに
隣の部屋の先生がちょうど出てきた。
「む,虫が出て,困ってるんです!!!」と泣きつくと,
どれどれ・・・と中に入り
「確かに気味の悪い蛾ですね。
 明るいほうに行くみたいだから
 部屋の電気を消したら廊下に出るかもしれません。」
と冷静に状況を判断してくださった。


ところが,電気を消しても天井辺りを飛び回って
出てこようとしない。
思わず「これでどうにかしてください!」と
研究室のクイックルワイパーを先生に渡し,
廊下に追い出してもらったのだった。


本当に助かったのだけれど
よく考えると(考えなくても)
隣の先生は遅くまで仕事して帰ろうとしていたところだったので
迷惑なことだっただろう。
無視せず対応してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいだ。


その後,校内のどこかにあの虫がいると思うと
壁の黒ずみが蛾に見えてきて
少しびくびくしながら廊下を歩いている。
この夏,改修工事が入る予定なので
こんな思いから早く解消されたいものだ。