キャリア

心理士としてのキャリア形成を考えるこの頃。
臨床心理士の仕事は4領域。
心理査定,心理面接,地域援助,研究。
試験前はバカの一つ覚えみたいにこの4つを唱えて覚えていたけれど
今は,重要なポイントだとつくづく思う。
4つをバランスよくやるのは意外と難しい。
例えば今の臨床の場は検査と予診が主。
見立ての力が随分ついたと思う。
こういう力は心理療法の基本だからそこをしっかり学べたのは幸運だったと思う。
でも、心理療法的な仕事をもっとしたいというのもある。
経験として、4つの領域のバランスがまだあまりよくない感じがする。
大学院教育でもこれらをバランスよく受けたかというと疑問だ。
もちろん修士の2年間でできることなんてたかが知れていて
現場で鍛えられる面が大きいのだろうし,
心理援助の専門職になるために-臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト (臨床心理学レクチャー)」などには
どんな所でも不満は出てくるもの,自ら積極的に学んでいくべきだと書かれていて
すごく納得する。
そういうわけで、4領域のアンバランスなところを自分なりに補っていかなくちゃなぁと思うのだ。
資格を得るとつい一人前になったような気分になってしまうけど、
よく考えるとまだお金をもらえる身分でもないし、
無償でも研修でも何でもやって研鑽しなきゃな、と思う。
なんか反省モードですが、ちょっと傲慢になりかかっていたかなと思って。