働き手

忙しいと自分でも驚くほど仕事の手際がよくなる。
いつも途中で眠ってしまう観察記録も、寝る余裕すらないし、
毎週いつもちんたらやっている研究会の宿題や予習なんてあっというま。
続々と先生方が書き上げていく報告書の原稿も
書き出すと5ページなんてあっというま。
これからまた内容を推敲しないといけないけど。


論文って、どう書くかが決まるまでは時間がかかるけど
書き出すとそこからは勢いと根性の気がする。
もっとも、それを叩き台に良いものにしていくにはまた時間がかかるけど。


来年度のことが話題になって
某先輩が「良い働き手がまたひとりいなくなるのね」と
言ったことを思い出す。
そのときは「いやいや、働き手じゃなくて学生ですから」と笑ったものだが
センターや研究室にとっては切実な問題かも、と思う春の日であった。