家族に話を聴く

本人が来られなくて家族だけ面接するという場合,難しいなと思う。
やはり本人に会うことで得られる情報は大きい。
家族から情報を得る場合,
家族のrealityも考慮しなくてはいけない。
家族は家族なりにあれこれと原因などを考えているから
本人にとっての問題や体験が家族のそれとはズレる場合もある。
それから何より病理の種類によって醸し出す雰囲気が違うので
会ってみて初めて感覚的に病態が分かることも多い。
家族に話を聴く場合は,家族の考えや感情に巻き込まれすぎず
まずは少しでも実態を理解できるように
かなり具体的な出来事・事実のレベルに話を落として聴くのが大事なのだろう。
これが簡単なようで難しい。