格闘

ああしようか、こうしようか、と
あれこれ案じながらも、
行ってみると意外に何とかなったなぁと思うことが多い。
自分一人だけがその人を援助しているわけでなく
その人の周りにはいろいろな人がいて状況は常に動いているし
私自身の周りも動いているのだから、当然なのだけれど。


あまり案じすぎると、それは初心者特有の不安でもあるので
治療関係に良くない影響もあるかもしれないが、
でも、初心者だからこそ事前にきちんと文献等々をあたったり
きちんとそれなりに考えて準備することも大事なのだと思う。


先日の研究会で、私の臨床の師は「勉強とは格闘だ」と言った。
与えられる知識や技術を受身的に受け取るのではなく
頭と身体を使って真に自分のものにしなさい、ということだ。
実際、臨床で用いる知識や技術は、
「格闘」を経ていないと実際に使いこなせないことが多いと思う。
私は、今まさにその渦中にいるのだろう。