1日目

日心1日目は,まず自分の出演するワークショップから開始。
自分がかつて授業を受けていた懐かしい教室,机,椅子。
その環境のせいか全くといっていいほど緊張しなかった。
1日目の朝ということで参加者数はそれほど多くなかったが
著名な先生方もおいでくださり,コメントをいただけ,
とても有意義だった。
学術的にも実践的にも「ヘエ!」といわせられるような
落としどころを見つけていくこと。
ただ現象を記述するだけでなく,
教師とは何なのか,教室とは何なのかという自分なりの理論化につなげること。
そういう課題をいただいた。
議論の内容すべてを消化することはできていないけれど
これから研究を進めていく中でがんばって見出していきたいと思う。


午後は,2つのワークショップに出る。
1つは「マインドフルネスとアクセプタンス」。
認知行動療法の第三ウェーブらしい。
飽きさせないプレゼンテーションで面白かったのだが
ちょっと盛りだくさんな感じもあって,
正直,分かったような,よく分からなかったような。
これまでのような認知の内容を問題とするだけでなく
自分の認知スタイルとの付き合い方を問題にするとか,
そういうことらしいのだけれど…頭が悪くてごめんなさい。
春木豊先生の「身体性を含めて考えていくべき」というコメントが
一番納得できた。


2つ目は「研究成果について研究協力者と対話することの意味と問題」。
私自身も研究成果をどう返すかということで
迷ったり,もうちょっとこうすればよかったなと反省したりする中で
様々な方法を試みてきたので
話題提供にすごく共感した。
心理検査の結果を患者さんにどう伝えるかというのとも重ねて聴いた。
相手が対話を通して何を求めているのかが分かるには
真に相手を理解することが必要なわけで
そのプロセスそのものが大事なんだろうなぁと実感した。


夜は,あるワークショップの打ち上げに参加させていただく。
今分析していてこれから論文にしようと思っていたテーマについて
とても有益なお話を聴けた。