研究者と実践者の付き合い

気持ち元気になったものの,
その後なかなか研究をゆっくり進める時間はなく
どたばたと家の片付けをしたり
勉強会に出たり。


一つは,教育研究における研究者と実践者の付き合いについて。
校内研究や教師の研修システムがどうなっているのか,
私は学校現場に関わるなかで,人づてに徐々に知っていったことだったので
改めてそれらの位置づけについて解説を聞いて整理できた。
また大学・大学院での教師教育のあり方について
大学側と現場側それぞれの問題と難しさというマクロな視点と
ビデオ観察の体験が教師にとって持つ意味というちょっとミクロな視点とで理解した。
最後に,あちこちで行われている私的な研究会の役割について
研究者と実践者が「一緒に考える」ということの重要性と
陰で日本の学校文化を支えるものになっていることを理解した。


大学・大学院は,実践をメタにミクロにいろいろな角度で見る目を養い
研究とのつながりを自覚していく場なのだろうなと思った。
研究会の重要性はこれまであまり意識していなかったけれど
ボトムアップに作られた研究者と実践者の小さな輪が
拡がっていき,一つの流れを作るということが実際に起きているわけで
影響力のあるものだなぁと思った。
そんなこんなで,今なされている研究者と実践者の付き合いの流れやあり方を
改めて確認し,これからどうなっていくのかを考える機会になった。
真に「一緒に考える」というのは実際は簡単ではないわけで
それができるようになるまでの細かな過程も聞いてみたい気がした。