学会参加

先週末は,保育学会に参加。
土曜は,昨年から関わらせてもらっている
NPOでカウンセリングの仕事があって参加できず
日曜のみ参加してきた。
3つのシンポを聞けてどれも刺激になった。


1つは保育カウンセリングのシンポ。
発達や保育の人ばかりかと思いきや,
最近心理士会で精力的に保育カウンセリングの研修などを
されているT先生も登壇されていた。
発表のあとの討議の中で,
臨床心理士は面接室の枠での相談が主流だから…というような話がぽろっと出て,
あとですかさずT先生が,
今では待ちの姿勢でなく様々な関わりをしているというようなことを
発言されていた。
T先生は自らこのシンポに参加を申し出たそうで,
外から見たら臨床心理士については誤解や不満もいろいろあるだろうから
こうやって「心理臨床」の学会以外のところにも出て
対話しながら,うまくいく道を探っているんだろうなぁなんて思ったりした。


2つ目は,幼児の生活の危機を考えるシンポ。
登壇されていたDrの話ぶりがめちゃくちゃ面白かった。
内容としては,主に睡眠や食の問題への対応策。
自分に子どもができたときのことを考えると
なかなか難しいなと思いつつ。


3つ目は,教材分析のシンポ。
教材そのものの特性だけでなく,子どもと物・環境との関わりから
教材の意味を探るということを具体的に学べた。
保育者に問い直し,引き出しながら,
物的環境だけでなく対人的環境まで考えていくのも興味深かった。
これから幼稚園に関わっていくことを考えると
直結するアイディアをたくさんいただけたと思う。


新幹線でひとりビールを飲みながらお弁当を食べて帰宅。
さすがに疲れた。暑かったし。
学会でセット販売されていた以下の本を購入して荷物も重かったし。
この2冊,セットで買うとお得になっていた!

共感―育ち合う保育のなかで

共感―育ち合う保育のなかで

これと,鯨岡先生の新刊。まだアマゾンにも出ていないみたい。
それにしても学会でのセット販売なんて初めて見た。