ベイトソンを学ぶ

教心をとんぼ返りしてから
諸事情でドタバタしていたのだけれど
ようやく少し落ち着いてきた。
まだ問題は山積だけれど,とりあえず・・・。


この連休は,カウンセリングのお仕事と研究会。
そして親戚の結婚披露宴へ。
研究会に出たことで,研究モードが少し戻ってきた。
今回の「ナラティヴと臨床」研究会は
野村先生による「ナラティヴの視点,なぜ今ベイトソンか?」。
「ナラティヴ」が流行ったことで表層的な理解に留まることを危惧されており
基の認識論としてベイトソンの理論を解説くださった。
印象的だったのは
進化・生存・こころといったことが,「生物」に起きているのではなく
「生物+環境」を1つのunitにして捉えるべきであること,
しかもcontextは静的ではなく動的であること。
私はどうしても目の前の人との関わりや出来事を観ることに追われてしまうのだけれど
こころって何なのか,発達って何なのか,生きるって何なのか・・・
大きな視点を持っておかなくてはなぁと改めて感じた。
先生の語り口がまた魅力的でお話を聴いていると何だかわくわくしてしまった。
懇親会も,時間論の話やエスノグラフィとしてのドストエフスキーの話など。
本当に楽しかった。


さて後期が本格始動。
がんばるぞー。