研修会講師

小学校にて教育相談研修の講師を務めさせていただく。
いつも学校には勉強や研究をさせてもらいに行く立場のことが多くて「講師」なんて初めて。
しかも私はアドリブに弱く,話をきちんと用意しておかないと不安になる。
そういうわけでこの研修会,数週間前からずっと気に掛かっていて,
前日には家族に向かって予行練習したほどである(苦笑)。
当日も朝から何も手につかず。
ああ,情けない。
でも,おかげで無事に終わったので自信につながり,
次回からはこんなに緊張しなくてすみそうだ。


話の内容としては,出された事例へのコメントと,
それを踏まえ,子どもの問題をどう見取り,どう対応していくか,
専門機関にどうつないでいくか,といったこと。
研究主任の先生が教育相談に熱心で,
前回の研修会でいくつか観点を提示していたので,
それを使いながら,神経症的な症状や発達障害について,
臨床で出会った事例をちょこちょこ挙げながら話した。
オチは「子どもを丁寧に且つトータルに見よう」みたいな当たり前のことになったけど,
途中ベテランらしき先生がうんうんと頷いてくれたり,
あとで担当の先生が「ここは分かりやすかった」などと言ってくれたりしてちょっと安心。


終わってから事例の担任の先生などと話して帰ろうとすると
職員室からぞろぞろと全員の先生が見送りに出てきてくださる。
いや,こういうのってほんと慣れない。
でもとても良い経験をさせていただいた。またやってみたいなぁ。