「神経心理学的リハビリテーションの原理」

早起き成功2日目。
最近,わけあって,神経心理学系の本をちょろちょろ読んでいる。
某サイトで紹介されていたものの中から,
近くの図書館にあるものを借りてきてもらったのだけれど。
良い本に出会った!

神経心理学的リハビリテーションの原理

神経心理学的リハビリテーションの原理


実をいうと,はじめは,よくわからない章立てと,
いかにも日本語訳という文体に,読む気を失せていた。
というのも,こういう系の本って大概
「失認」「失語」「失行」「記憶障害」「認知障害」・・・という
項目に分けて解説していることが多い。
そのつもりでページをめくってみると
この本は全くそういう章立てがされていない。
ん???と思いつつ,まあ読んでみるか,と読んでみると・・・


いわゆる高次脳機能障害といわれる患者がいったいどのような体験をしているのか
その本質に迫っている!


ひとくちに「認知障害」といってしまうと見えなくなるものが
いろいろあると思うのだが,
この本では,感情やパーソナリティ,自己意識等々との関連が述べられ
トータルに患者を理解するのに実に役立ちそうだ。
タイトルに偽りなし,という感じ。


といいつつ,まだ最後まで読み終えていないので
続きを読んで,しっかり臨床に生かしていきたいと思う。