小学校2日目

朝から雨が降り,涼しい。
少しほっとしつつも,昨日の教訓を生かしてお茶を持参。
どうにか貧血など起こさずに済んだ。


今日は,算数と道徳を見る。
相変わらずレベルが高い。
いわゆる「附属らしさ」なのかもしれないが
教師の発問にポンポンポンっと模範解答が当たり前のように出てくる。
健やかに育てられた安定した活力を感じる。


今回は,自分が学級の規範を研究していたり
SCで道徳の時間にエンカウンターをやったりもするので
道徳の部会に出ることにした。
正直なところ,「道徳」というと,常識的な善悪を教える,というイメージで,
頭では理解させられても実際にはなかなかできないものじゃない?
授業そのものよりむしろ日常のやり取りが大事じゃないの?
・・・なんて思っていた。


本校では,そういう私の考えたようなことを打ち破るべく
道徳は「人間」という名前でカリキュラム化されており
表面的な価値理解ではなく,生活に生きる道徳が目指されていた。


実際,公開授業では教材の提示が見事で,引き込まれた。
単元にすると「生命尊重」だったのだが
いろいろな仕掛けがすごく効いていて
本当に自分の「生」に真摯に向き合えるような空間が作られていた。
その背景では,親を巻き込んで丁寧な下準備がされていたようだ。


国語・算数に比べて参加者が少なく,
個別にいろいろと話せたのもよかった。
充実した2日間だった。