公開研へ。

朝8時の電車に乗るつもりが
二度寝してしまい
起きたら8時だった・・・。ありえない・・・。
昨夜調子に乗って遅くまでレジメ作りに励まなければ
こんなことにはならなかったのに,と
後悔先に立たず
大急ぎで準備して滋賀大付属小へ。
15分遅れで公開研に参加。


2つの授業実践を参観。
1つはいわゆる道徳の国際理解がテーマだったが
教材の見せ方が見事だった。
世界の人々―国境なき医師団―1人の産婦人科医の日本人女性―自分
というように自分にひきつけて考えられるような仕掛けが
うまく作られていた。
もう1つは生活科。家庭での自分の仕事がテーマで
今回は自分のやった仕事について発表し
家族からの手紙が一人ずつに配られるというサプライズが仕掛けられていた。
全体的に,緩やかな枠の中で子どもたちが伸び伸びと発言し
教師が子どもと同じ立ち位置で自然に反応しているのが印象的だった。
この実践ではやはり手紙が効果的な道具となっていた。
子どもが自分の行為を対象化・抽象化して記述したあと
家族からのフィードバックが,手紙という
生々しさを保った,しかも形ある物として返されていた。
子どもたちは驚きと嬉しさに感情を動かされながら
しかも自分の行為を他者の視点から捉えなおすという経験をしたのだと思う。
子どもたちは家族に返事を書くことに決め,手紙を書いて終わった。
付属ならではなのかもしれないが
授業でここまで家庭生活に介入し,
学校と家庭で共に子どもを育てようとしているのもすごい。


分科会は人数が少なく,
うちの近くの小学校の先生と知り合いになることができた。
ひょんなことから柿をたくさんもらってしまった。
なんだか地道に少しずつネットワークを作っていけている気がする。
ありがたいことである。


そうそう,7月に行ったときは関西弁の授業に妙に違和感を感じたけど
今回は全く違和感がなかった。
私も少しは慣れたということかな。