皮膚科にて。

私は背中の肌が弱くて
夏は汗で,冬は乾燥で荒れてしまう。
このところ暑くなってきてひどくなってきたので
1週間ほど前に皮膚科に行ってきた。
市内に皮膚科は2つしかなくて
うちから自転車で行けるのは1つ。
仕方なくそこへ行く。


前に住んでいた所で行っていたのは
ちょっと素敵な感じの女医さんで
症状に関する仮説や予防策などを割とたくさん話してくれた。
ただ,ちょっとお薬を塗ってもらうだけなのに,やたらと料金が高かった。
しかも,もらった薬を塗って,しばらくすると良くなるのだけれど
良くなったと思って薬を塗るのを止めると
すぐにぶり返してひどくなってしまった。
だから,完治することなく,
何度も病院に通うことになった。


果たして今回はどうか。
診察室に入ると,おじいさん先生
私としては,これまでの経過とか喋りたかったのだけれど
「夏にひどいのね」と,あっさり括られてしまった。
カルテを書きながらあくび。
状態を視診して
処方をボソボソっと言う。
なんだかなぁ…と思いつつ診察室を出た。
ところが,料金が以前行っていたところの半額くらい!


しかも,その日から薬を塗り始めると
見事に良くなる。
前の薬とは治り方が違う。
これなら,ぶり返すこともなさそうな感じだ。
こうなると一気におじいさん先生の株が上がった。
逆に女医さんは,いろいろ言ってはくれたけど
あんまり意味なかったなーっていう感じに。


やっぱり,良くなった感じが持てるというのに勝るものはない。
ふと我が身を振り返り,これって心理臨床でも同じかもなー…と思った。